神風 KAMIKAZE （50点）

　リュックベッソン・プレゼンツのフランス映画。

　どの辺が神風かというと、説明するのもアホらしい。ほんと。


　しかし、物語のアウトラインに挽かれてレンタルした。いや、ほんと面白そうだから、あらすじは。

　仕事をクビになった科学者は自宅に引きこもる。引きこもって何が気に障ったかというと、テレビのニュースキャスターの笑顔。

　白い歯を出して笑いやがって・・・とテレビに向けて引き金を引くと、テレビ局の電波に乗り、生放送中のカメラから殺人光線が照射され、ニュースキャスターを爆死させることができる機械を開発する。

　
　生放送の出演者が次々に爆死していく事件を、本気で捜査する刑事と、気の狂った科学者の物語なんだけど、これ、面白そうでしょ？



　だけど、演出や展開が、本気とコメディのすれすれなので、どう反応してよいか分らず、とまどってしまう９０分でした。

　本気で、現代のテレビ依存文化などを象徴する映画にしてしまえば、傑作だった・・・かも知れませんが、製作がリュック・ベッソンじゃぁ、しょうがねぇか。


　（50点）