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デレデンデ・レ・デレデン! という予告編の音楽がすごく心地よく、楽しそうな映画だったのですが、2010年内に鑑賞できず、2011年一発目の映画になりました。 テレビの予告編でも流れていたと思うけど、ビジュアルイメージがすごくかっこよい。 全身タイトなタイツにネオンのような光源のスーツを身に着けたコンピュータープログラムが、ディスクを投げあい戦うというビジュアルは、すごくかっこよかった。 本編は、3Dで鑑賞。調べると、2D版は存在しないらしい。 失踪した父を探しに電脳世界に迷い込んだ主人公、サム。彼が電脳世界に入り込むと、画面も3D演出になるのだ。痺れた。 電脳世界では、父が作った自分の分身が支配している。父はその分身に怯えながら隠れてすごしていた。 父の分身は若い30代のまま。これが、夢ばかり追いかけ子供や家族を振り返らない人間というメタファーになっている。本当の父は家族を守るために、隠れてすごしている。 もちろん、物語の視点は主人公たる「サム」の物語で進んでいくんだけど、このジェフ・ブリッジス演じる父の物語のほうが骨太で、成長物語としても楽しめただろうに。 しかし、ビジュアル面を差し置くと、SF映画としては、かなりイマイチ。 SF映画として、リアリティが無いのだ。 食事のシーン。荒廃した世界で、なぜか食卓に乗る豚の丸焼き。 どこで捕まえたの? 飼育してるの? 電脳世界でもご飯食べないといけないの? など、物語を阻害してしまう原因にもなっている。 つまり、ビジュアル先行の、SF魂が失なわれている大作映画だったのだ。残念。 それにしても、物語としては、やっぱりスターウォーズそっくりだった。こまったもんだ。 (60点)
by aotz
| 2011-01-12 06:56
| 映画(60点前後)
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